漆職人からペンキ屋家業へ転身した祖父。
創業者である私の祖父は、元々は腕の良い漆職人でした。
先賢の目があった祖父は、その技術がそのままいかせて将来性が高い、
当時の新しい仕事としてペンキ屋家業を今の東京都江戸川区南小岩で
立ち上げたのが、当社の始まりです。
創業当時は車を買うお金などあるはずもなく、移動は全て自転車。
少々遠いところでも、二台にミカン箱をくくりつけてペンキ道具を入れ、
都内を走り回っていたそうです。
やっと軌道に乗った頃には、空襲の被害で全てが無になり、ゼロからの再出発・・・・・
そんな祖父や父の苦労が土台となり、お客様に支えられて、
今も仕事をやらせていただいていることに、常に感謝の気持ちで一杯です。
「お宅は丁寧だから・・・」を当たり前に!
よくお客様に褒めていただいているのが「丁寧さ」です。
丁寧な仕事の秘訣は、下地の処理だと私は考えています。
塗り込む前に、高圧洗浄と上積み塗装処理をしっかりするのです。
仕上がり後は当然、目に見えない部分ですが、見えないところにこそ、
気を配るのがプロの仕事だと考えています。
「決して手を抜かない」「親切丁寧に作業する」そして「周囲に気を配る」
そんな当たり前の事を、当たり前にやり続けることで当社の80年の伝統と、
お客様の信頼に応えたいと思います。